2019.07.30

保健委員会

 長梅雨が終わると、やはり今年も猛暑になりました。2号館の改修工事も始まり、小学部側の万年塀が取り除かれました。道路から丸見えになった小学部の庭は、こじんまりしていますが、ドラえもんに出てくる草むらのようです。土管を潜り抜けたり、小山の上で風を感じたり、虫取りや梅や柿の実をもいだり、桜の木の下のブランコやハンモックで体を揺らしたりいろんな遊びができる場所だと改めて眺めることができました。「この庭は残したい。」教職員の旭出学園建て替え計画アンケートでも大多数の意見でした。古くても良いものは残したい、安全に快適に過ごせるように改善すべきところは変えたいという思いで進めています。万年塀は、木の塀になり、雰囲気も変わるでしょう。ご期待ください。

 さて今回は「保健委員会」のお話です。中高専の生徒が縦割りで参加する委員会は、二つあります。「目標設定委員会」と「保健委員会」です。前者は以前お話したことがありますが、旭出の生徒会的な役割を担い、週初めの朝礼の進行や月の目標を金曜日昼休みの委員会で決めたり、クラスの目標達成のチェックを帰りのホームルームで行います。リーダー的な役割ですのでこの役割が大好きな生徒がたくさんいます。委員長などの役員は選挙で生徒の投票で決めます。

「保健委員会」は、クラスでの衛生面のチェックをします。ハンカチやティッシュの携帯、うがいや手洗い、爪切りなどについて朝のホームルームで行うのが通例です。養護教諭の先生方のサポートで毎週水曜日の昼休みに委員会を行っています。この役割が大好きな生徒も多くいます。保健室の先生が好きなのか、委員会に出席することが好きなのか、クラスで一人一人の名前を呼んでチェックすることが好きなのか動機はさまざまな様子です。委員会自体も年々充実してきました。歯磨き練習会、手洗い練習会を委員が出向いて各部で行ったり、ペットボトルの蓋の回収、分別、各部各所のせっけんや洗剤の補充なども役割に加わり、委員を通して各部の衛生面での意識が高まってきていると思います。歯がきれいな児童生徒に賞状を渡したり、生徒が率先して取り組める環境を作り上げていくこと、そして行ったことをしっかり認めてあげることが大切なのだと思います。

 余談ですが、「うちの保健の先生方はすごいですよ。」保護者のみなさんからよくお褒めの言葉をいただきます。担任や保護者と相談し、個別の爪切り指導や通院指導、肥満対策など一人一人に寄り添う支援指導を計画し実行しています。練習を繰り返し、自分で爪が切れるようになった生徒が友達の爪チェックをしっかりしていたり、3年かけて歯科通院が自分からできるようになった生徒のケースなど行きつ、戻りつしながらもできるようになるまであきらめずに支援した記録がいくつもあります。頭が下がる事例集です。養護教諭との面談も計画されておりますので是非ご相談ください。

三十九度超熊谷  猛暑甦る

                      2019.7.30