2019.10.25

旭出学園でまえ教室

 台風19号の爪痕の深さ、そして広域にわたる被害箇所の多さをテレビが連日映し出しています。まだまだつかみきれない被害場所もたくさんあると思います。浸水被害の深刻さもまた計り知れず、心も体も止まってしまったように感じます。今までにない雨量が現実になり、川の氾濫箇所も多数となり、自然の怖さをまた再認することになりました。自然を恐れながら、自然と向き合い、繰り返し闘ってきた人類の歴史を思います。「被災農家の泥のついたリンゴを買いたい。」と希望する方がたくさんいると聞きました。ボランティアの方の力もそうですが、できることをお互い様の気持ちで実行できることが今とても大切ですし、ワンチームで頑張っている仲間の姿に励まされ前を向くことができるのだと思います。

 今朝、雨戸を開けると冷たい空気と一緒に金木犀の香りが部屋にすうっと流れてきました。深まりゆく秋の厳しさを感じるとともに、「今日もがんばろう!」と背中を押されたようにも思いました。自然には傷つけられもしますが、労わってくれるのもまた自然なのだと思います。

 今回は「旭出学園でまえ教室」のお話です。練馬区に住む教諭からの発案で昨年度から始めました。旭出学園を知っていただくための取り組みとして練馬区教育委員会委託「すまいるねりま遊遊スクール」に参加しています。今年度は11月と2月に行います。昨年度は、「もの作りをして楽しむことをしよう」ということで中学部の美術の教諭が講師になり、「ガムテープで作って遊ぼう」というテーマで教室を開きました。色とりどりのガムテープを好きな形に丸めた新聞紙に巻きつけて作りました。キャラクターや果物、魚、電車、ボーリング、バットとボールなどイメージしたものを作ることができました。細かい部分の要求に応えようと頑張るお父さんや作ったもので一緒に遊ぶお母さんの姿が見られました。校長たちと一緒に参加させてもらいましたが、新聞紙の山から一枚また一枚と取出して丸めるところから始まり、5組の親子のみなさんと楽しい一時を過ごすことができました。「旭出を知ってもらうことにつながるかな~」と不安もありましたが、昨年の参加者が学校見学に来てくれたりして、とてもうれしく思いました。来月11月の教室には、6組の申し込みがあり定員に達しました。今回は「みんなで楽しく絵を描こう!~色と形の抽象画~」というテーマで高等部の美術の教諭が講師です。また一緒に楽しみたいと思っています。

にわかファン 踊れ夜長に ワンチーム

                      2019.10.24

追伸  にわかファンの一人です。体当たりのタックル、スクラムの闘志、つなぐパス回し、速攻のトライなどなどに感動しました。特にリーチマイケルキャプテンの言葉が心に残りました。「日本ラグビーも、日本社会も外国人なしには成り立ちません。今回のラグビー日本代表がワンチームになれることを示せたと思います。」目標があるからこそのワンチームです。復興、オリンピック、、、大きなことから小さなことまで達成を目指すべき目標はたくさんです。それぞれのワンチームで頑張りたいですね。