2020.11.17

コロナ禍における高等部の取り組み

 11月に入り、北から始まったコロナウイルス感染者数拡大は全国に広がり、東京では再び300人を越えてきています。本校でも感染防止の対応策を色々駆使しているところですが、合同行事がすべてなくなり、各部がそれぞれに学習活動や学習発表の場を工夫しながら小規模で行ってきています。毎年の全校合同行事は、子どもたちの成長ぶりを目前で感じることのできるものでした。小学部から専攻科までの一貫教育、という本校の特色が、分断されてしまうのが残念でなりません。今は仕方のないことですが。今後も感染症予防に努めながら、新しい日常のルールに従い、コロナありきの生活を児童生徒と共に前向きな気持ちを失わずに取り組んで参りたいと思います。引き続きご支援ご協力をお願いいたします。

 今回は、コロナ禍における「高等部」の取り組みを紹介します。総合学習の中の生活学習では、昼食を自分で準備するという目標で、買いもの学習や調理実習を中心にしてきましたが、それができなくなりましたので、電子レンジを使った、冷凍食品などの簡単調理を行ったり、ステイホームに対応するデリバリー学習も行いました。買い物学習は、マスクをつけソーシャルディスタンスを守ることをルールとして、行っています。
余暇活動は、毎年2年生が企画提案をして夏休みにグループ毎に楽しんできました。今年度はコロナ禍ということで、どこかに行こうということでなく校内での余暇活動を企画提案してもらいました。クイズ、ボーリング100本倒し、カード合わせ、一本橋、先生を探せ、全てのミッションをクリアするとデザート券がもらえるということで、目標達成を目指して盛り上がりました。昼食時にはゲットしたプリンやゼリーをいただき、午後はグループ対抗PK合戦を行いました。いつもとは違う活動にはなりましたが、友だちと一緒に楽しみ、企画大成功の一日になりました。
 いつもは勤労感謝祭で模擬店を出し、作業学習で作った製品を販売していましたが、今年は、「製品販売会」を行います。高等部は12月10日(木)の午前中から交代でお店を開き、各学部の保護者の皆様には時間差で来店していただく予定にしています。マスク着用、ディスタンスを考慮した対面での販売形式になります。是非ご来店ください。
 中学部も専攻科もそれぞれに販売会を計画していますので、そちらにも是非お立ち寄りください。

暑い日も 着けたマスクに 降る落ち葉   2020.11.17