20191203_専攻科

多くの生徒は「成人」という節目の時期を迎え、仲間同士での活動をさらに積極的に楽しめるようになります。また自分自身についての理解を深め、他の人の立場を理解し、社会の出来事に関心を持つことで認識力が高まる期間でもあります。そのために生徒の意思を尊重し、友達同士で意見を交換しながら物事に取り組むことを積極的に支援していきます。

2年生では仲間と共に生活する6週間の生活自立寮での体験をします。自分の進路を見極めるための現場実習も盛んになってきます。

3年間の中で将来の社会生活(職場生活・家庭生活・地域生活)の自立を目指しています。また、同窓会の組織「旭出あおば会」の事務局を置いて卒業後の余暇活動や就労の定着等の支援を行います。

授業時間配当

『作業学習』は、ペーパーワーク(マカトン教材や冊子等の丁合、製本、ベルマークの仕分け・整理、シュレッダー、リサイクル会社からの下請け作業等)とアグリ・クリーン(農園における農作業、椎茸小屋・ビニールハウスでの農園芸作業、校舎内外の清掃、区立公園『こぶし広場』の清掃、アクリルたわしの製作等)の二つの作業種で行います。専攻科の作業学習は受注の形態をとり、仕事に対して責任を果たす姿勢を育むことを目標としています。

 

 

 

総合学習』では、社会生活を営む上で必要な分野を「知る」「考える」「判断する」「実行する」とし、問題解決能力を養い、豊かに生活できる力を育てます。また、学校で学んだ内容をより深めるために社会見学を取り入れます。

 

 

健康』では、運動・栄養・休息などについて学習し、卒業後も健康に配慮して生活できるように、体力を維持・増進する為の運動などを取り入れています。

 

 

芸術』では、豊かな情操を養うことをねらいとし、将来の余暇活動につながるようにと前期(4月から9月)と後期(10月から3月)に分け音楽と美術を行います。

 

 

調理』は、家庭生活の中で生かせるようになることをねらって、メニューを選び、材料の購入、食器洗い、掃除、洗濯、アイロン掛けなど、調理に関わる一連の活動を経験しています。また、清潔や安全に目を向けられるようになることにも配慮しています。

 

 

進路』は、小グループ単位での学習になります。近隣の企業(商店、カレーハウス、フラワーショップ)にもご協力頂き、職業体験学習するグループと学校で将来の社会生活を見据えて、それぞれテーマを設定し学習するグループに分かれています。