2025.10.22

つねづね草~元校長のひとり言~『マカトンサイン親子教室』

 10月12日(日)第75回旭出学園運動会が行われました。台風23号の接近の影響で11日(土)は雨天のため順延になりましたが、当日は暑くもなくさわやかな秋らしい運動会日和となりました。行事はお天気次第のところもありますので、その日に向けて準備もしてきて、それに伴って気持ちも高めていますので、当日実施できれば8割がた成功です。一日ずれはしましたが納得できる雨天でしたし、翌日にしっかり開催できましたので、体も気持ちも整っている児童生徒が多くてよかったです。今年も午前は小学部・中学部合同で、午後は高等部・専攻科が合同で開催しました。小学部はかけっこと保護者と一緒に大玉転がしを、中学部は徒競走と体感パワー&ダンスと友達と二人で一緒に走るデカパン競走を、そして最後は小中一緒に荒馬を踊りました。中学部のデカパン競争は、二人がそれぞれの足に入る大きなパンツを一緒に履いて走るリレー競争です。片足ずつ縛って二人三脚で協力して走る競技の改定版です。足を縛って走ることが難しかったり危なかったりしたので、デカパンを教員が考案し、作成したオリジナル自主製作グッズを使用しています。

 午後の高等部は自己新記録を目指す激走2025と空手道、専攻科はフライングディスクを使ったU・F・O ⅢとJUMP MOVE 2025、全員参加の紅白リレーと荒馬でした。リレーと荒馬には卒業生有志も参加しますが、希望者は年々増えていて、今年はリレーの希望者は20人以上になりました。準備体操をしっかり行い、2チームに分かれて走りました。完走した表情を見るとみなさんとても満足そうでした。そして中高生による紅白リレー、応援の熱が一番入るのがこの紅白リレーだと思います。保護者の方からは以前のように先生たちが走るともっと盛り上がると言われるそうですが、どうでしょうか。見たい気もしますが、それこそ声援に応えようと頑張ってしまう教職員が多そうなので転んで怪我しないかと心配になります。みんなでスポーツの秋を楽しむことができた運動会でした。そして、この秋らしい天候が長続きしてほしいと思いました。

 さて今回は、「マカトンサイン親子教室」についてのお話です。秋の教室が始まりました。木曜には定員の6名で、土曜は4名の参加で始まりました。教室を始めてから10年、コロナ後始めたオンラインでの教室は6年目になりました。春と秋の開催に加えて夏と冬にも平日開催を始めて、年間6教室の開催をしています。ですので、毎年30名ほどの保護者に参加していただいています。参加者への「フォローアップの会」も年1回ですが開催し、マカトンサインの総復習やその後のお子さんのご様子や知りたいサインやご質問にお答えしています。マカトンサインを取り入れることで、ご家庭でのお子さんとのコミュニケーションがしやすくなることを願っていますが、その先のこともご提案しています。ご家庭だけでなく、療育機関や学校、保育園や幼稚園、放課後等デイサービスなど、お子さんを支援する環境の中にも取り入れていただけるように、教職員や支援者に向けた「体験クラス」をオンラインでお届けする教室も準備しています。「これはうちの子に使える」と実感していただいた保護者から支援者の方に広めていただくのが一番伝わりやすいと思いますので、実例とともにお伝えくださるようにお勧めしています。歩みは遅々とした普及活動ですが、マカトン法を知っていただいたうえで、使いたいという実感を持っていただくことが何より確実なことだと思います。必要な方のところへ必要なものをしっかりお届けする活動をこれからも継続したいと思っています。

もう十年歩みは遅々と心急く実感伝われまだまだ十年

ババカフェの開店予定

10月19日(日)11:00~2:30

11月16日(日)11:00~2:30

12月13日(土)11:00~2:30