2018.10.01

放課後の過ごし方

 校庭のいつもの指定席に彼岸花が咲きました。来週はいよいよ運動会、そんな季節になりました。月日の過ぎるのは本当に早いです。60才を過ぎると自分が思っていたよりも更に加速して年を取るというのが実感です。やっておきたいと思い浮かんだことは今のうちに何でもトライしてみようと思います。努力もお金も必要になりますが、後悔せずに次に進むきっかけになると思います。「今でしょ!」の精神はこれからも必要なことです。

 さて、今回は「放課後の過ごし方について」です。

 先日卒業生の絵画の展示会の案内を頂きました。もう、20年ほど前になるのでしょうか。生徒が放課後、音楽や美術、お菓子作りなどを楽しめる場を作ろうと熱心に取り組まれていた保護者がいらっしゃいました。クラブ活動のような、お楽しみ会のような習い事のような、好きそうな活動を日替わりで用意して、いろいろな学校から放課後に児童生徒たちが集まっていました。絵画教室もその中の一つだったと記憶していますが、理解と熱意のある指導者に出合い、絵画教室は発展していきました。教室の経緯や発展については詳しくお聞きしてはいないのですが、毎年何度か開催される展覧会にご招待いただき、毎回見に行くのを楽しみにしています。ここ10年くらいの間には、本校の在校生、そして卒業生の名前が増え続け、楽しみも倍増です。学生時代に趣味を見つけ、卒業後も続けられるといいなと思っていましたが、とても素敵な教室の発展は嬉しいことです。毎回、「○○さんの作品だ。」とわかるテーマの中に、色の選択や形の変化、線の力強さ、繊細さなど個性が伸ばされています。人として成長していることを感じ取れることも幸せです。

 放課後デイサービスが充実している近年、本校でもその利用者は増加しています。働く保護者にとっては無くてはならない存在になっていると思います。デイサービスの内容についても詳しく把握してはいないのですが、水泳、ピアノ、書道、ダンスなど将来も好きで続けていける活動に出会える場になっていけたらいいなと夢見ています。移動支援などを使って教室まで連れて行ってもらう事などもできると良いと思います。

 区内では土曜日などに親の会などが主催している、音楽教室やダンス教室などもあると聞いています。「発表会に向けてがんばっています。」と張り切っている生徒もいて、見に行きたい気持ちになります。

 放課後の活動としては、趣味を見つけると同時に、公共交通機関の利用の経験も積んでほしいと、実は欲張っています。どうしても学校から事業所までは車での移動になります。ドア ツゥ ドア 車に乗っていれば着くので、「歩く」が省略された生活を学生時代から送ることになります。社会に出てから「歩こう」と言われても、省エネを好む方たちも多いので「嫌がる」とか、「無理」とかいうことになるのではないかと懸念します。今から「歩く」を生活の中に取り入れておく必要があるのではないかと思います。これは自分への戒めでもあります。

ネット際 飛び出す五輪 曼珠沙華     

                      2018.10.1