2025.09.08

つねづね草~元校長のひとり言~『旭出学園創立75周年記念 公開実践発表会』

 8月23日(土)、ババカフェ4回目を開店しました。5月から不定期に、でも月1回は必ずやろうという意思の元で相棒のK先生と日にちを決めて続けていますが、4回目になりました。この日は、とても暑い日で、カフェに面した道路に人影は全くありません。5月や6月の時はご近所の方も来ていただけたのですが、今回はインスタや口コミで開店を知った保護者の方々が来店してくれました。「ありがた山のかんがらす」です。

 卒業生の保護者や在校生の保護者など、顔見知りの方々でお茶を飲みながらのおしゃべりの会になったようでした。コロナ禍では対面での保護者会も学校行事もなくなっていました。現在でもコロナ禍前に戻らない行事や保護者の集まりもあります。お互いにある程度事情を知りあっているお仲間とストレスなく対面でおしゃべりをできる場は少なくなったとのことでした。7月の時は卒業生が福祉園にいるお友達とおしゃべりがしたいということで、お呼びして、二人で2時間くらい楽しそうに話している様子を見て、こういうことができる場所になるといいね、と思ったりしました。おしゃべりで解決できることは少ないですが、話すことで軽くなる、浄化されることは私もよく経験します。「みんな同じだ」と思い、開店の意味をあらためて感じることができました。

 さて今回は、「旭出学園創立75周年記念 公開実践発表会」についてのお話です。9月20日(土)に行います。うれしいことに、定員を超え60名以上の方が参加されるということになり、各部各担当の準備が加速してきました。70周年の時はコロナ禍に入った年で計画していた旭出グループ全体での発表が叶わず、記念誌の作成のみになりました。ですので対外的に参加者を募って実践発表会をするのは10年ぶりのことになりました。10年前を知る教職員も少なくなり、あたふたする反面、自分たちで作り上げていくという若手の担当職員の使命感も強まり、それぞれの役割に積極的に取り組む様子も見られます。参加されたみなさまから率直なご意見やご助言、ご感想などをいただき、それを生かしてよりよい教育実践につなげることが目的ですので、いつもの実践をいつも通りにできればよいということなのですが、見学者がいることでいつも以上に張り切る児童生徒もいるでしょうし、いつもと違うことにストレスを感じる児童生徒もいると思いますので、その点は教員のほうがいつも以上に緊張するかもしれません。それでも、それぞれの子どもたちの状態に寄り添うことを心に留めて、いつも通りを見ていただきましょう。いただくご意見等は必ず私たちの力になりますから。

しゃべり声にぎやか静か繰り返す笑っているね楽しさ伝染